日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18)が4日のソフトバンク戦(ヤフオク)で先発してプロ2勝目をあげました。6回途中まで1失点で自己最多の107球を投げました。
二刀流は、入団当初の球団の方針通り「ずっと二刀流でいく」ことになるとか。
試合後、「球が抜けて調子は今までで一番よくなかった」との言葉通り、制球難で1回に
無死一・二塁のピンチ、そこを100キロ前後のカーブを交ぜて局面を打開。最速155キロの
直球との緩急で12球団最強の得点力を誇っているホークス打線を封じました。
その結果、先月25日まで最下位だったチームが、ソフトバンクに代わり3位に急浮上。
球団幹部は「勝てない時は“大谷に二刀流なんかやらせているからだ。早くどっちかに
絞れ”とさんざん言われた。順位が上がってくれば、そういう声もなくなる」とも。
さらに、「“160キロを投げる投手はそうは出てこないんだから、投手一本で”という
意見を聞くが、大谷は“打撃がいい投手”の範疇にとどまらない。打者でも一流に
なれる」と、その実力を評価。
そのうえで、「こんな選手は今まで日本にいなかった。今も身長は伸びているし、
どんな選手に成長するかまだわからないのに、今の段階で投手か野手か選べない」と
とんでもない素質があることを力説しています。
大谷投手は5日に19歳の誕生日を迎えました。上り調子となったチームに後押しされ、
誰も歩んだことのない二刀流への挑戦中のルーキー。1年後の成人を迎えるまでに、
どんな成長を見せているか注目です。
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