いよいよ開幕目前の、ロードレースの最高峰”ツール・ド・フランス”。
今年は第100回という記念大会にあたり、フランス国内のみを走るという
珍しいコース設定がされていますが、それに加えてスタート地点がコルシカ島に
なっているのが特徴的。
そしてそのコルシカ島にて、全22チーム(198選手)のプレゼンテーションが行われました。
会場が港(ポルトヴェッキオ)のため、各チームの選手達がボートに乗って来る演出に。
そうしてステージ上に並ぶと、やはり観客の反応に結構差が出るというか
人気のある選手がわかりやすく、司会者さんが誰にインタビューするかも意表を突いていて
なかなか面白いものでした。
チーム・ユーロップカーでは、やはりヴォクレール選手が絶大の人気を誇りますが
日本から唯一出場する新城選手も、かなり声援を受けていたのが嬉しい。
ここで全日本チャンピオンジャージを観られるかと期待していたのですが
メーカーからの配送が間に合わなかったそうで、お披露目は第1ステージになる模様。
レディオシャック・レオパードは、エースのアンディ・シュレク選手がいまいち不調なゆえか
割にさらっと過ぎてしまった印象。
個人的にはやはり、カンチェラーラ選手が出場しないのが残念。
さらっと過ぎたといえば、キャノンデールのサガン選手も相変わらずな感じでしたが
こちらは引き続き好調を維持しているので、レースをどう沸かしてくれるか楽しみです。
そして、サクソ・ティンコフでは、さすがコンタドール選手が大きな歓声を受けていて
調子が良いかは微妙ですが、チームとしてのバックアップ体制は万全そうな印象を受けました。
最後に登場したディフェンディングチャンピオンのチーム・スカイは、前回優勝のウィギンズ選手が
欠場ということで、フルーム選手がエースとして出場。
こちらも強そうな顔ぶれを揃えていますが、若きエースを中心にどこまでやれるでしょうか。
テレビで観る分には和やかに進行していたようでしたが、現地で取材していた方の話では
やはりチームによっては結構ピリピリした緊張感が漂っていたらしい。
世界最大のロードレースを目前にして、そういう側面があるのも頷けます。
ツール・ド・フランス第100回大会は、29日開幕。
今回はどのようなレースになるのか、とても楽しみです。
新城選手の活躍にも期待☆
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