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手も足も出ず ~コンフィデレーションズ杯 対ブラジル代表戦

日本の立ち位置を測る、なんていうレベルではなかったですね。長友選手が言っていた「中学生とプロ」というのも誇張ではないかもしれません。 30度を越える灼熱の地での試合をこなし、カタールからブラジルまで12時間のフライトの後というコンディション等の要因はあったのでしょうが、がっかりしました。2012年10月に欧州遠征したときのブラジル代表戦のほうが出来がよかった(相手がペースを落としていたのか)だけに尚更です。 まあ、ブラジル代表のスキルの高さを見られただけでもよしとしましょうか。 前後半開始早々に失点したのが大きかったと思います。1点目のネイマール選手のボレーシュートはまるで鞭がしなるような素晴らしいゴールでしたが、2点目もほぼ同じ形でやられてました。同じ過ちを繰り返してはならないです。 攻撃では迷いながらプレーしていた印象です。相手の巧みなポジション取りもあったのでしょうが、パスコースが見つからない様子でした。 プレッシャーも強かったようで、パスコースがない→プレッシャーをかけられる→無理にパスを出す→難しい体勢でのトラップになる→プレッシャーをかけられる、というような悪循環にはまっていた感じです。 ゆえに日本らしい早いテンポでのパス回しが見られませんでした。追い越す動きや顔を出す工夫が少なかったために中盤で孤立してしまってボール奪取されるシーンが多かったように思います。ボールが収められないのでカウンターが怖くてスペースへ走りこめない、とここでも悪循環に陥っていたように思います。 その意味では前に戦ったブラジル代表のイメージに囚われてしまっていたのかもしれません。 もっと開き直ってほしかったです。もっとガツガツいく。もっと仕掛ける。後半はSB内田選手が積極的なオーバーラップを再三見せましたが、全ての選手がそうした姿勢を見せてほしかったです。がっかり感はそういう気迫のようなものが画面を通して伝わってこなかったからかもしれません。 ブラジル代表はやはり全てにおいて別格でした。トラップ、ボールの置き所、体や腕の使い方、パススピード、判断の速さ、寄せの強さ…逆にいうと、日本代表の選手は昨年の対戦でなにを学んだのかという問いが出てきます。 どれだけ個(フィジカル、スキル)を磨けたのか。個々の能力の差を組織力で対抗するための算段をチームとしてしていたのか。 次戦はザッケローニ監督の母国イタリア代表とです。 足りない部分は気持ちで埋めるべく戦ってほしいです。

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