衝撃的なニュースが飛び込んできています。
御承知の方もいらっしゃると思いますが、今週23日に開催される宝塚記念に向けて調整を重ねてきたオルフェーブルが、先週行われた追い切りで『運動誘発性肺出血(EIPH)』を発症した。
ファン投票1位の三冠馬の残念な知らせに、さぞかしがっかりしている方も多いと思われます。
管理をしている池江泰寿調教師から、宝塚記念の出走を回避し、今後の予定も白紙にすると発表されました。
『4強対決』を言われていた宝塚記念のみならず、本命の凱旋門賞に関しても参戦が非常に難しくなったと言えるでしょう。
今回オリフェーブルが発症した「肺出血」という症状は、その名の通り激しい運動をした後に肺の中の毛細血管が損傷し、出血してしまう病気です。
この肺出血は、現役競走馬なら8割は発症すると言われており、問題はその症状の程度です。
最も重い症状は「鼻出血」と呼ばれるものです。
この「鼻出血」は心房細動・骨折と共に、競走馬の三大疾病と位置付ける意見もあります。
今回のオリフェーブルの場合はどの程度の症状なのか気になるところですが、池江調教師の言ってる事をそのまま信じるとすると、オルフェーヴルの発症した肺出血の程度は軽度では無いものの中程度のモノと推測されます。
この肺出血は、再発性が高いと言われていますが、元々肺の毛細血管が弱いなどの症状がないのであれば、しっかりと休ませれば完治する可能性は高いはずです。
池江調教師は、インタビューで2週間休ませるとコメントしていますが、獣医学的には完全放牧で2ヶ月程度は休ませる必要があると言われています。
獣医学界の常識からみると、今年こそはと焦点を合わせていた「凱旋門賞制覇」も現実的には厳しいとみるのが妥当なところかと思います。
2012凱旋門賞
過去の実績を考えて、今後の種牡馬的価値を考慮するとこれ以上出走させるよりは引退という選択肢も考えられるであろう。