松山英樹 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 結果速報2日目
長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ 2日目
ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,096ヤード・パー72)
北海道にあるザ・ノースカントリーGCを舞台に開催中の、国内男子ツアー「セガサミーカップ」の2日目。
初日1アンダー47位タイの松山英樹選手は朝から霧雨が降る中、7バーディ・2ボギーの“67”を叩き出し
トータル6アンダーの9位タイにジャンプアップを果たしました。
自身の手ごたえは薄いミスショットでもギャラリーを沸かせるのには十分だった。
1つスコアを伸ばして迎えた5番パー4。松山英樹選手のドライバーから放たれた打球は、
曇天を切り裂きワンオンに成功。「結果はよかったけど自分の感触とは違った」とミスショットだったものの、
池越えの打ち下ろし315ヤードを5メートルのイーグルチャンスにつけるスーパーショット。
「270ヤードくらい打てばいいと思って楽な気持ちで打った」という一撃でギャラリーの度肝を抜いた。
スーパーショットはあったものの前半は苦しんだ。ショットに納得いかない場面も多く、
ハーフターン後すぐの11番ではティショットを右に曲げて池ポチャ。
それでも約20メートルのパーパットを放り込む粘りを見せて喝采を浴びると、
「最後の4ホールくらいは修正できました」と終盤にチャージをスタート。
16番パー3では「ダフりました」とこれもミスショットだったが、7番アイアンで50センチのベタピンに
つけるショットでここでも見せ場を作ってみせた。
ショット、パットともに絶好調と言えないながら、修正能力を発揮して終わってみれば首位と3打差。
松山英樹選手らしくまだ優勝を強く意識することはないが、同組で回り2位タイでホールアウトした
片山晋呉選手からは「最終日一緒に回ろう」と声をかけられてその気になっている。
「最終日に優勝を狙える位置に行けるようにしたい。今日と同じようなプレーができれば上に行けると
思うのでしっかり調整したい」。北の大地でのドラマ完結に向けてムービングデーにスコアを動かしていく。
同組の松山英樹選手らと談笑しながら終始笑顔を見せてラウンドしていた片山晋呉選手。
ここ4年間は勝利から遠ざかっているが永久シード選手らしいショットを怪物ルーキーの前で連発した。
特に松山英樹選手が驚きをもって見守っていたのがティショットだ。
決して飛ばし屋ではない片山晋呉選手だが松山英樹選手をアウトドライブする場面も目立ち、
「勝ちましたね。2日間(飛距離の勝ち負けで)○×をつけていたんですけど、6:4で僕ですね」とニヤリ。
これには松山も「いや8:2くらいじゃないですか?晋呉さん飛んでるんですよ。
ちょっと悔しいのでトレーニングしないと」と長尺ドライバーを駆使して飛距離を稼いだ先輩に白旗を上げた。

