大相撲名古屋場所は7月7日に初日を迎えますが、その前に残念なニュースが入ってきました。
大相撲名古屋場所では東前頭六枚目の把瑠都が初日から休場するということです。
把瑠都はエストニア出身。
日本に来日して2004年5月場所に初土俵、身長198cm、体重189kgの恵まれた体格から出世も早く、2010年5月場所で大関の地位に上り詰めます。
恵まれた体格で早い出世をした把瑠都ですが、大関昇進までの道のりは決して楽ということではなく、けがとの戦いが続きました。
これはやはり体重によるところが大きいように思われます。
また、大関昇進後もけがに悩まされます。
2012年9月場所では右足親指剥離骨折で途中休場、さらに角番で迎えた11月場所では左太腿裏肉離れで途中休場、2場所連続の負け越しで大関の地位より陥落します。
その後、2013年1月場所と3月場所は関脇の地位を守りましたが、5月場所で左膝を負傷し途中休場。
結局、関脇の地位からも陥落し、7月の名古屋場所は東前頭六枚目からの復活を目指す予定でした。
しかし、5月場所で負傷した膝の回復具合が思わしくないため、名古屋場所の休場が決まっています。
ところで、把瑠都が名古屋場所をすべて休場すると15戦全敗ということになり、来場所は十両陥落となる公算が強いとみられています。
大関から十両へ、その地位が急降下するわけですから、これを阻止するために途中から出場することも考えられないことではありません。
ただ、これまでのけがの経緯を見ると、ほとんどが足の故障。
けいこ不足という可能性もありますが、それ以上に考えるのが重い体重を足で支えきれないためのけがや故障のような気がします。
このあたりの問題を根本的に解決しないと、また同じことを繰り返してしまいます。
把瑠都はまだ28歳。
これからまだまだ地位をあげられる可能性のある力士です。
できれば名古屋場所は全部休場しても、けがを治すことと、けがをしない体に作り直すことが、今後を考えるとずっと大切な気がします。
また、把瑠都の大関を見てみたいですね。
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