ある意味、卓球界で一番変わった物って カット主戦型のフォア面のラバーじゃないかと思うんですよ。 攻撃の選手はいつの時代もよく弾むラバーが主流なわけですけど、 カットの場合は弾まない、打球の勢いを殺しやすいラバーを使うことが圧倒的に多かったわけですよね。 私も弾まない粘着系のラバーキョウヒョウ2を長年愛用していました。 だんだんとカットにも攻撃力が必須となってきて、 最後にはキョウヒョウNEO3を使っていたんですが、 このまっちょろい腕ではそれでもしょぼい攻撃しかできないんですよね。 回転重視のドライブと、フルスイングでのスマッシュを使い分けて なんとかやってきました。 が、ただでさえ筋力が無いのに全力で振り続けていたので、 肩を痛めることが多くなっていました。 それに、後ろから打ち返しても大した威力が出ずにカウンターを食らうことも多かったです。 そこで、思い切ってテナジー64(中厚)にしました。 カットがしづらいというのは練習でカバーできなくはないですが、 威力のある攻撃に必要な筋肉はなかなかつかないですからね。 思ったよりカットも難しくなかったし、変えて正解だったと思います。 テナジーを使うカットマンを流行に乗っているだけとか、 使いこなしていないとか批判する人がいますが、 それは固定観念に囚われすぎでしょう? もちろん、みんなが使っているから、という理由で選ぶのは論外ですけど、 求めているものがあるなら、そして使ってみてやりやすいと感じたなら 使い続けるべきです。
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