JRAは7月3日、調整ルーム内で携帯電話を使用し 外部との通信を行ったとして、原田敬伍騎手を 30日間の騎乗停止処分としたと発表 JRAの公式な発表では 「6月29日(土)第3回中京競馬第1日に騎乗した原田 敬伍騎手は、 その前日の6月28日(金)に栗東調整ルームに入室後、 携帯電話を使用し外部との通信を行ったことが判明したため、 7月6日(土)から8月4日(日)まで30日間の騎乗停止となりました。」 となっており、2013年3月2日のレースデビューから わずか4ヶ月で選手生命に関わる失態を犯すこととなった この件についての概要としてJRAはこう付け加えている 「 原田騎手本人から事情聴取を行った結果、 同騎手が調整ルームに入室後、携帯電話でツイッターを閲覧し、 友人のツイートに対して複数回返信した事実を確認しました。 この行為は騎手としての注意義務を著しく怠ったものであり、 日本中央競馬会競馬施行規程第147条第19号に該当すると認められるため、 騎乗停止30日としました。」 実はこの原田騎手、6月8日に体重調整の失敗から 騎手変更となり、2日間の騎乗停止を受けたばかりだという・・・ 体重調整とは何なのか? いささか気になったため調べてみた 競馬の世界では出走馬は決められた負担重量を背負って 出走しなければならず、この負担重量とは 騎手自身の体重と、身に着けている勝負服やプロテクター・鞍など 所定の馬具をあわせた重量をいうらしい もし負担重量に満たない場合は鉛などの重りを体に装着するか 鞍に入れて調整する 逆に負担重量を所定以上超過した場合(中央競馬の場合は2キログラム以上)は 騎乗できず、強制的に乗り替わりとなる 6月8日の体重調整の失敗は、阪神競馬場にて 負担重量51キロの騎乗レース後、同日開催の 負担重量50キロの騎乗レースに向けて 風呂やサウナなどで体重調整をしたところ 熱中症を起こしダウンしてしまったということのようだ まだデビューして間もない18歳の若者には 厳しい処分になるだろうが 良くも悪くも注目を集めたのだから これからの再起に期待したい
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