3度目の正直、中日ドラゴンズ山井投手。
「みんなの気持ちがこもっているボールを大事に家に置いておきたい」
中日の山井大介投手がコメントされました。
まさに本日の試合を凝縮した一言です。
2013年6月28日、中日山井投手が横浜DeNA戦でノーヒットノーランを達成しました。
プロ野球史上77人目、88回目とゾロ目揃いの大記録となりました。
山井 大介(ヤマイ ダイスケ)
35歳(1978年5月10日生)
2001年中日ドラゴンズへ入団
右投のオーバースロー
コントーロールが良く低めで打ち取るタイプ
本日の山井投手は絶好調という出来ではありませんでした。
ボール球が先行する投球で四球も4つ出しました。
しかし終わってみれば全27アウトのうち内野ゴロが15と
山井らしさが出た投球でもありました。
大量得点に守られたのもノーヒットノーラン達成の要因の1つだと思いますが、
何より谷繁捕手のリード力と信頼感が大きかったのでしょう。
終盤で味方の好プレーにも助けられました。
山井投手と言えば2007年の日本シリーズが真っ先に思い浮かびます。
日本ハム戦で先発し8回を終えてパーフェクトピッチング。
しかし9回にまさかの投手交代となりました。
この投手交代に当時の落合監督に物議が醸されました。
しかし、山井投手本人は「マメができたため自ら降板を申し出た」
とコメントされています。
また2010年の巨人戦で8回までノーヒットに抑えていましたが、
9回の先頭バッター(坂本)に本塁打を浴びノーヒットノーランを
逃してしまったこともありました。
今季は西武の菊池投手、ロッテの古谷投手があと少しのところで
ノーヒットノーランを逃しています。
山井投手の場合、過去2度の苦い経験、チームが絶対に達成させてあげたいという気持ちが
今日の結果に結びついたのではないでしょうか。
今季はまだ完投完封した投手がいなかった中日ドラゴンズにとっても
大きな試合になりました。
本日はおめでとうございました。
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