巨人5対楽天3
勝ち投手;菅野智之6勝2敗、セーブ;西村健太朗2勝2敗15S
3点取った時点で勝ったかな、と思った試合。
先発・菅野はいつも通りのペースで・・・と思ってよく見てみたら、なんだか力感に欠けていた。
スライダー、カットボールは決まってたように見えたし、コントロールもそんなに悪くない。
けど、いつもよりは抜け球は結構あったし、なんだかもう一つかなと言う感じだった。
亀井のタイムリーで長野がホームへ。
楽天・嶋と長野の踊り合いで、勝ったのは長野。
そこに追撃のボウカーの2ランが飛び出た。
出来たら、これで決まってほしいと思ったけど、そこはやっぱりルーキーなのかな。
連打を食らい、四球を出して満塁。
聖澤の辺りはポテン。坂本は追い過ぎ、ボウカーは突っ込み過で2塁打にしちゃった。
で、同点。
阿部のリードは割と苦心してる感じだった。
今一つ決まらない菅野は、球数が多くなってたし、5回のピンチも聖澤のあたりには阿部もちょっとはホッとしたかもしれないけれど、それまでのリードもセオリー通りではなかったところに苦心してるのが見えてた感じだった。
主戦捕手であり、4番打者でもある阿部の次の仕事はバットだった。
坂本がアテにならない調子でいては、阿部の頼るしかないと思ってたら、2夜連続の決勝ホームラン。
これを含めて今日3安打。
8回のガッツ小笠原のタイムリーもうれしかったけれど、これはだめ押し打。
阿部のホームランで、今夜の勝負は決していた。
思うに菅野は楽天の両外国人を意識し過ぎたんじゃないだろうか。
そこは阿部も同感だったんだろうけど、嶋と聖澤の状態がよく、そこを抑えきれなかったのは阿部のリードではないだろうと思う。
トップの中井はどうも打ち損じが多く、3番坂本と7番村田は外角のストライクゾーンからボールになるスライダー、カットにことごとく手を出し、これでは状態は上がらない。
この球をしっかり見ていた長野は、今夜に限ってはいい感じだったけど、続かない。
今の状態で勝つには、阿部の存在が大きなポイントであることが改めて分かった試合だった。


