日本ツアー選手権　石川遼、松山英樹、藤本佳則と同組決定

国内メジャー第2戦、日本ツアー選手権穴戸（茨城県・穴戸ヒルズＣＣ西コース）が６月２０日（木）開催する。また予選ラウンドで、石川遼、松山英樹、藤本佳則が同組で回ることが正式に決定。その他の注目選手や放送日程についてご紹介しています。 一足早く帰国している、石川遼が日本のメジャーで松山英樹を迎え撃つ。今季から米ツアーに本格参戦中の石川遼は、久しぶりの日本ツアーでプロアマ大会に参加。明日からの開幕に向け最終調整を行った。 予選ラウンドを同組でまわる松山英樹については「もともとジュニア時代から友達で一緒に頑張ってきた仲。すごい楽しみです」とプロとして初めての対決を歓迎。 また「一緒にラウンドすれば強くなってる部分もわかりますし、実際に見てみたいです」と今季日本ツアーを席巻する松山のプレーの進化に強い興味を示した。 ここまで米国男子ツアー序盤では予選落ちすることが多く、苦戦が続いていた石川遼。しかしここ６試合で予選通過を果たし、「ＨＰバイロン・ネルソン選手権」では１０位タイに入るなど調子は上向いている。 石川遼、松山英樹、藤本佳則３人が同組になったことで、予選ラウンドでは多くのギャラリーがこの組に集中することが予想される。アメリカでの成長を日本のファンに見せることが出来るか。 また、全米オープンで１０位に入った松山英樹が１８日、成田着の航空機で帰国し。世界最強ゴルファー決定戦と言われる全米オープンで、手応えと海外進出への強い意欲を携えて日本に戻った。 成田空港で行われた帰国会見で、「米ツアーに行きたい気持ちが強くなった。出場するためのシード権も簡単に取れるわけじゃないけど、出場できる試合は出場したい」と語った。 ２０日開催される日本ツアー選手権の穴戸ヒルズＣＣに現れた松山は、疲れた表情を浮かべることは無かったが、練習後の記者会見で、「体調は万全というわけではないです。時差ぼけが少しあるので・・・」と漏らしていた。 大学の先輩で昨年の覇者である藤本佳則、同じ年の石川遼とラウンドすることに対しては、「まったく気にしていません」と話し、多くのギャラリーの来場が予想されることにには「なんとか、見せ場は作れるように頑張ります」と静かに話していた。 今週から3週連続で国内ツアーに参戦するが、米ツアーの試合でもある全英オープンの準備も進める。最も重視しているのが「リンクス」対策だ。 今年のミュアフィールドを始め、全英オープンの会場は海沿いで風の影響が強い「リンクス」を使用。松山は「全英オープンでも目標は、まず予選を通過し、そこから上位へ行く。全米オープンとはコースが全然違う。 風の強いコースでどう戦うか。自分なりに想定して調整したい」と、国内で事前合宿を行うプランを練っている。場所は青森・夏泊（なつどまり）ゴルフリンクス。青森県北部の陸奥湾南岸に突き出た半島の先端部に造られたコースは、三方を海に囲まれ、海風が強い。 本場英国のリンクスをほうふつさせ、松山の希望を受けて渡英前にラウンドする方向で調整中。7月4日開幕の「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」前に立ち寄るプランが最有力だ。 全英オープン後は帰国せずに、7月の「ＲＢＣカナディアンオープン」、8月の「ブリジストン招待」を経て、「全米プロ」に出場の意向。現時点ではどの試合も出場が確定していないが、現在４９位の世界ランクをあげて、出場権を確保するもくろみだ。 【その他注目選手】 池田勇太 上田諭尉 小田孔明 小田龍一 片山晋呉 【放送時間】 ＮＨＫ総合 ３日目　6月２２日（土）１３：５０～１６：００ 最終日　６月２３日（日）１３：５０～１６：００