2013年6月16日(日)
前日のクリテリウムに続いて「エンガル・サン・ロード」の2日目は場所を丸瀬布に移してロードレースです。
昨日とは一転、とても良い天気
レースが始まってから思ったのですが、下りながらの急カーブがあるので、昨日のような雨でなくて良かった。
ロードレースのコースは1周約12kmのコースをクラス別にスタートし、各クラスで周回数が決められています
ここ最近のレースを思い出してみると、スタートで失敗することが多かったのです。
藻岩山ヒルクライムでは前の選手がクリートをはめられず、詰まってしまい気づけばほとんど最後尾
前日は前の選手が立ちごけして、何とかよけながらヨロヨロとスタート
そうならないために、今日は早めに並んで2列目で待機
8:30にエリートからスタートし、3分おきにS-2、S-3、S-4とスタート
出だし良く5番手で展開し、あっという間に急カーブの続く下りへ突入
時速65kmを超え始めたところで小さく右に曲がってからすぐに左へ大きく曲がる魔の「P5」地点へ。
先頭の3人が少し引き離しかけたところで、そのうちの1人がハスったのか大きくコースアウト
それも、自転車ごとガードロープにぶち当たり、人は転落
僕はガードロープに当たった勢いで、さかさまになって宙に浮いている自転車の横を通過
「落車した人は大丈夫だろうか?」
「転落して行ったけど、下はどうなっているのだろうか?」
色々なことが頭の中で渦巻き、気づくと3km以上の上りに差し掛かっていました。
ここでは後続が追いついてきて大集団
心拍数は160拍以上をキープしているのに集団からジリジリと離される
「パワーが足りないのか?」
アウターのままグイグイ上っている人を見ると、なおさらそう感じます。
集団からもポロポロとこぼれてきている人が見えるけど、捕えることはできません。
「この坂を4回も上るのか…」
「1周だけで十分だ…」
弱気にそんなことを考えながら1周目が修了
2週目は3人くらいのパックで魔の「P5」地点
先ほどの落車の光景が頭から離れません。
落車地点に人や車はいないので、とりあえず救出されたようでちょっと安心
下りが苦手なので、気づくと後続に追いつかれて、あっという間に追い越されてしまいます。
また上り…
ところが、今度はけっこう良い具合に上れます
リズムが出てきたのか、もしや1周目はアップ不足だったのか?
でも「良い具合」と感じたのは気のせいだったようで、前との差は詰まりません。
下りで追い越された選手を捕えて離して2周目終了
続く3周目は単独で魔の「P5」地点
1周目で落車した手前に赤いネットが張られているのですが、いかにも人が突っ込んで落ちて行ったという状況
そのネットを係の人が引っ張っています。
「あのネットじゃ人を支えるなんて到底ムリだ…」
そう思いながら下るとかなりスピードが落ちたようで、またまた後続に追いつかれて突き離されて上りに突入
「これじゃ上りの練習だな」
下りで抜かされた人を捕えられるので気分良く上へ上へ
「最終周も同じだろうな」
そう思いながら最後の1周
それにしても虫が顔に当たる
半端ではありません
唇にも相当数があたるのですが、口に入ったのは1匹だけ
よく1匹ですんだものだ
今度は下りもこぎながら「あとちょっとで上りだ」と思ったところで、また追いつかれてしまいました。
この時点でライバルは下りで抜かしてくるこの人
今度の差はさほどではありません。
「また突き放すか!」
リズム良く上っているつもりが、今回ばかりはライバルも頑張ります。
ライバルは必死でダンシング
そこに後ろからまた一人
後ろから来た人に離されまいと僕もダンシングしたのが悪かった
まだ距離があるのに足がなくなったのです
後ろから来た人にもライバルにも突き放されてしまいました。
もがいてもがいてゴールです。
1時間39分…
キビシかった
落車しなかっただけでも良かったかも
↑ ↑ 遠くの白い点々が人とか車とか ↑ ↑
ハードなレースでした