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2016なでしこL 1部2節 浦和vs新潟

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4月3日。朝からぐずついた天気も落ち着き、予報よりも低めの気温の中駒場競技場で浦和Lの駒場ホームでの開幕戦です。 私の1番押しはアルビレックス新潟レディースですが、ホームゲームにはなかなか行けないため、日ごろ応援しているのは浦和レッズレディースなです、そのため試合中どちらかを応援しているのかが分らなくなることが時々あり、われながら「ドキッ」としてしまいます。 まずは今シーズンから始めた競技場観察です。 ここは旧浦和市、現在のさいたま市の公園の中にある競技場ですので、当然?陸上競技場に併設されたサッカー施設となります。そのためやはりトラックが非常に邪魔になります。 その昔、Jリーグの浦和レッズのホームスタンドだと思うと小さい施設ですが、レディース用となるとややキャパオーバーかもしれません。絶頂期の神戸との対戦でバックスタンドを開放することもありましたが、普段はメインスタンドとビジター用の「出島」のみの開放で、ホーム用のサポーター席も解放されません。本来は新潟Lの応援ですので「出島」がふさわしいのですが、このビジター用の「出島」はちょっとひどすぎるため座った事はありません。 この競技場の芝の管理は「完璧」で、さすが日本を代表するサッカーチームのホームグラウンドだったことをいつもながら思いだせます。さすがです。 ここで陸上競技なんてやってるのでしょうか? タイミングによっては、レディースの試合前にユースやジュニアユース(浦和Lのカテゴリーが一般とは異なりますが)の試合を開放し、将来性のある選手を観察することができます。 また、浦和Lの試合を支えているのは年配のボランティアです。入場時の「もぎり」や「飲料の移し替え」そして「ゴミの収集」など。他のチームが下部組織の中学生や高校生が手伝っているのとは趣が異なります。浦和レッズ時代からの流れなのでしょうか。いつも乍ら頭が下がります。 ちょっと長くなってしましました。試合です。 端的に言えば、「得点パターンの有無」でしょうか。 新潟Lには、上尾野辺選手の正確なキックがあります。この日もFKを浦和ゴール前に正確にキックし、1度の攻撃では成功しなかったものの混戦から大石選手がこぼれ球を得点しました。得点できるパターンがあるということは、味方の心理も好循環するし、相手方には余分な警戒心を抱かせるという二重の効果。そうした「得点パターン」なのか「得点を感じさせる人」のどちらかを持って居るか持っていないかの差が出ました。 余談ですが、今シーズンの上尾野辺選手の走力と言いますか本気度と言いますか半端ありません。 ここ数年の変わり方には驚きを感じます。2010年ころの彼女は悪く言えば「蹴るだけ」で全速力で走ったり、積極的にDFする姿勢をあまり感じませんでした。(違ったらごめんなさい)しかし、2011年のワールドカップ、2012年のロンドンオリンピック、そして2015年のカナダワールドカップとなでしこジャパンでいわゆる「サブ」として、なぜ「サブか」「どこがスターティング」なのかなど大きく感じるところがあったのか、何度かの国際試合を経験する度に成長してきていると思われます。年齢に逆らって成長している姿が頼もしい限りです。おそらく今年こそは何かの「杯」を手にできるのではとの予感がします。 戻ります。戦力的には「互角」。戦略的にも「前線でのプレスでボールを奪う」も同様。どちらが勝ってもおかしくないのですが、感覚的にはここ2年くらいは、新潟Lの決めパターンが発揮されている感じがします。 さて、新潟Lでの今季の心配事は「攻撃陣の強化がされたのかな?」と「北原選手の抜けたCBは大丈夫か?」でした。FW大石選手が2試合で2得点、長身を生かしたポストプレーはできていないものの「ここぞでは良いポジション」にいる。ことでしょうか。これって大事です。 もう一人のFWは久保田選手と川崎選手。この日は久保田選手がGKとの1対1を外すなどやや空回りの傾向がありましたが積極性は期待できるかも?そして新潟Lの「顔?」(H/Pやガイドブックで)になった川崎選手ですが、2試合での活躍はなく物足りません。経験が必要ですか? また「お調子者?曲者?」山崎選手は?どうしましたか? 本音は「攻撃陣の強化をして欲しかった」です。 もう1点「DF陣は大丈夫か」です。この日は浦和Lのサイドを抉ってセンターへのスルーパスといった攻撃が希薄でした。そのためかもしれませんが新潟LのDFはいい感じでした。 CBは、新キャプテンの中村選手と左山選手です。この2人は上背はそんなに高くないのですが、とにかく足が速いのです。浦和LのFWに裏を取られますが、その度にボールに先行しその芽をつぶしていました。前節に得点を許したのはセットプレーから(おそらく宮間選手の技?)ですので、まだ早いですが動きの中からの得点を許していないことは評価したいと思います。特に注目は左山選手です、以前はサイドバックでしたが今シーズンは北原選手の穴を埋めるべくCBへのコンバートです。以前からスピードには定評がありましたがこの日も活躍です。 サイドバックの小島・渡辺選手もいい働きをしていたと思います。欲を言えば渡辺選手の攻撃参加をもっと見たいのです。 次節の神戸戦で今季が見えるかもしれません。 さて、浦和Lです。試合開始直後の新潟Lのミス、後半の連続CKなどチャンスをものにできない=勝ちパターンを作れないもどかしさが前節のドロー試合同様です。 猶本選手が昨年にも増してボールさばきが良くなり、体幹も強くなって攻撃の幅が広がった。相変わらず柴田選手の動きもいい。CBの長船・高畑選手もなでしこジャパンの候補者らしいプレーができる。サイドバックの北川選手も一回り成長し、右サイドの乗松選手もいい感じ。 FW陣も充実してきた吉良・後藤選手にブランド選手の白木選手そしてこの日も登場し期待を持たせてくれた塩越選手と揃っているのですが。あとは清家選手だけ? 1節2節と戦いにくい相手との連戦でしたので、次節長野との戦いで本来の姿を見せて欲しいとおおもいます。 追伸、両チームのサポーター席に横断幕が「ともになでしこリーグを盛り上げよう」だったか!? サポーター同士の言合せなのか奇しくもなのか。 奇しくもとしたら、なでしこジャパンがオリンピック出場を逃したことへのサポーターたちの危機感と愛情からなのでしょうか。 4月3日の駒場競技場の入場者数は2,189人。招待券での入場者や無料の高校生・中学生などの人数はどの位あったのでしょうか? 「なでしこリーグ及び女子サッカー」を応援するぞ!!!!

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