イングランド・プレミアリーグ、チェルシー（Chelsea）の指揮官に復帰したジョゼ・モウリーニョ（Jose Mourinho）監督は、マンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）のアレックス・ファーガソン（Alex Ferguson）前監督の引退を数か月前から知っていたものの、その後継者になるつもりは全くなかったと語った。
長い間、モウリーニョ監督がユナイテッドで指揮を執る可能性があるとささやかれていた中、ファーガソン前監督がシーズン終了を持って指揮官を退任することが明るみに出ると、評論家の多くはモウリーニョ監督がユナイテッドの選択肢の筆頭だと考えていた。
モウリーニョ監督は、公になる数か月前にファーガソン氏から引退の意向を聞かされていたが、その寝耳に水の情報を告げられても、ユナイテッドの監督就任に心を動かされることは無かったという。
モウリーニョ監督のプレミアリーグに戻るならばチェルシーに復帰したいという決心は固く、先週ブルーズ（Blues、チェルシーの愛称）の復帰が公式に発表され、その夢は成就した。
「私は、ファーガソンが引退することは何か月も前に知っていた。世界を揺るがすニュースだから、彼の私への信頼に心から喜びを感じている。彼の非常に近しい人のみがこの事実を知っていたであろう事は想像できた。だから、それを知ることは私にとって大きな責任だった」
「なぜ私がそれを知ったのか？それは我々が友人同士だからだ。もしも私がサー・アレックスの引退のことを知る友人であるならば、彼もまた、私がイングランドで監督になりたいクラブはチェルシーであると知っている私の友人なのだ」
「もちろん私はそれを彼に話した。私はチェルシーに行きたいと話したんだ。私はチェルシーに入るため、世界中のどんな人も退けただろうね」
「イングランドに来て、チェルシーには行かない？それはチェルシーが私を必要としない場合だけだ。もしもチェルシーが私を要らないと言うのならば、私はプロフェッショナルだから、自分の運命に従うしかない。そのときは別の場所で幸せにならなければならない」
「しかし私がレアル・マドリード（Real Madrid）を辞めたいと思い、イングランドに来たいと思ったのと時同じくして、チェルシーが待っていてくれた。もちろんそれが私の唯一できる決断だったのだから、感動的だったね」
(c)AFP/Steven GRIFFITHS
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