このところ更に酒が弱くなったように感じてきた銀狼でございます^^;
晩酌は毎日欠かせないのですが、
日によっては缶ビール缶入り第三のビール1本でクラっとする時が・・・(汗)
でも、なんぼ飲んでも酔わない日もあるんですが^^;
まぁ、弱くなろうが
酒が好きな事には変わりありませんので、ご心配なく(笑)
誰も心配してないっすよね(苦笑)
さて、前回はちょっと私らしくない記事を書いてしまいましたが、
今回からはいつもの通り、どーでもいい記事を書き連ねて参ります^^;
何の脈略もなく、いきなりこの人の画像から。。。
坂口征二です。
かつては『世界の荒鷲』の異名を取った名レスラーでした。
ちなみに現在はこんな感じに。。。
日本を代表する大型レスラーとして名を成す前の坂口は柔道家として知られていたのです。
1964年の東京五輪
日本のお家芸と言われていた柔道の最高階級である「無差別級」にて
オランダのアントン・ヘーシンクに金メダルを取られた日本柔道
初の自国開催の五輪の舞台でお家芸の最高階級にて金メダルを逃した事は
日本柔道の危機とまで言われていたのです。
その危機を救う存在と目されていたのが坂口征二でした。
しかし、次のメキシコ五輪では何と柔道が競技種目から除外の憂き目に。
これにショックを受けた坂口はプロレス転向を決意したのであります。
他にも色々要因はあるのですが、長くなるので端折ります^^;
柔道界のスターのプロレスラー転向は大きな話題となり、
新人ながらも当時の日本プロレスではG・馬場さんとA・猪木に次ぐ存在として扱われておりました。
殆ど下積みも経験しない特別待遇だったらしいです
まずは猪木と組んでNWAタッグ・リーグ戦で優勝
その後は馬場さんともタッグを組みます。
身長209cmの馬場さんと身長196cmの坂口のタッグについたチーム名は・・・
「東京タワーズ」
世界に通用するタッグチームとして大活躍
しかし、程なくして
日本プロレス内のお家騒動もあって猪木も馬場さんも退団し、自らの団体を旗揚げへ。。。
坂口は日本プロレスのエースとして活躍を期待されましたが、
二大エースの離脱によって団体の人気低迷の一途を・・・
猪木率いる新日本プロレスとの合併騒動などの後、坂口は新日本プロレスへ移籍。
馬場さん・猪木に次ぐエースとまで言われていた坂口でしたが、
新日本プロレス移籍後は、徐々に地味~な存在となってしまうのです。。。
ポジション的には猪木に次ぐ№2ではあったのですが、
話題の発信力に長けている猪木の存在感を越えられずじまいに。
その後は藤波・長州などの若手のスターが出てきた事もあって、
自らで一歩引いたような印象も受けておりました。
鳴り物入りでプロレス界入りした坂口征二でしたが、
なぜ馬場さんや猪木を超える存在になれなかったのか?・・・
柔道時代から腰に爆弾を抱えていた事が要因とも言われておりましたし、
また身体が硬く柔軟性に欠ける事もレスラーとしては致命的とも言われておりました。
しかし、それよりも坂口がレスラーとして大スターになれなかったのは
「優し過ぎる」のが原因だと仰る方が多いようです。
人を押しのけていくという性格ではなかったようですし、
試合の中でも「優しさ」が顔を出してしまい相手を攻めきれず、という事もあったようです。
レスラーとしては欠点とも言うべき「優しさ」ではありますが、
その「優しさ」と実直さから、坂口征二を慕うレスラーが多かったのも事実。
実直さと人望の厚さを買われて、1989年には新日本プロレスの社長に就任
猪木が参議院選挙に出馬する事になった事から、この流れになりました
ここで坂口征二の実力が発揮されるのです。
猪木社長時代に多額の負債を抱えていた新日本プロレスでしたが、
坂口体制となってから、その負債を一気に返す事が出来たのです。
数々の大イベントを企画し、それが悉く大当たり。
また、業界内での政治的な動きをするにあたっても
人望の厚い坂口社長の下には人が集まりやすくなりました。
とことん猪木を毛嫌いしていた馬場さんも「坂口なら信用出来る」と語って、
それまであり得なかった新日本・全日本の合同興行が行われるまでに。
何かと不安定なプロレス界にあって、優良企業と呼ばれるまでにしていったのです。
一時は株式上場の話まで持ちあがったくらいです。
新日本プロレスを立て直した男として名を上げた坂口征二でしたが、
時代が21世紀に変わる辺りで、全く違った方面で話題を振りまく事となります。
次男坊である坂口憲二が俳優として大ブレイク
それまでは『世界の荒鷲』と呼ばれていたのが
すっかり『坂口憲二のお父さん』として認知されるようになっちゃいました^^;
それにしても、似てない親子・・・^^;
よっぽど奥様が美人なのでしょうか^^
2003年に1試合限定でレスラー復帰を果たす事があったのですが、
その時は坂口憲二がセコンドにつく事が発表され、大きな話題となったので
憶えていらっしゃる方もいるでしょうか?^^
また、その後にはついにCMでも共演する事に。。。
私などは「あの坂口征二が・・・」と
何とも言えない思いでCMを観ていたものです^^;
歳を重ねるにつれて色んな話題を振りまいた坂口征二ですが、
古いプロレスファンの間では「実は日本人レスラー最強は坂口征二だ」と仰る方も多いのです。
やはり柔道界でトップクラスを張っていた実力は伊達じゃないですし、
人の良い性格が災いしていなければ・・・との意見も多く見受けられます。
現在、柔道界も相撲界に続いて何かと問題が多いようですが、
坂口征二のような人間がいれば、上手くまとまったかもしれませんねぇ。。。
本当は「我がFsがパリーグ大混戦を演出」って書きたかったんですが、今日(5日)は負けてしまったので、また別の機会に^^;





