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無責任なスポーツ団体の最高責任者

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国際試合で違和感を感じないようにして、海外の試合でもボールの違いで 投げられないとか、打てないということがないように、プロ野球の試合で 使用するボールを全試合で統一したのが2011年でした。 それまでの「飛ぶボール」からジャストミートしても三割程度、飛距離が 抑制されるボールになってホームランの数は、ほぼ半減して派手な試合を 志向するファンからは野球に華が無くなったとして、飛ぶボールの復活を 求める声もありましたが、日本野球機構はその声を無視して翌年も同様に 飛ばないボールの使用を継続したため、2012年のホームランはさらに 減少して年間900本を切りました。

ファンの声を無視してでも国際基準にこだわっているものと多くのファン 選手、球団が納得し始めた2013年、実際にボールを打っている選手が ボールの弾き方が昨年までと違うことに気付いて、選手会としてボールの 変更があったのかどうかについて確認をするために日本野球機構側に事務 折衝を求めた結果、ボールを調整して「飛ぶボール」になっていたことが 発覚しました。(コミッショナーは知らないと言っていますが…。) 打者をどれだけ抑えたのかを数値化した防御率の数値に基づいてシーズン の契約をしているピッチャーにとっては、ボールの飛距離が伸びれば自分 の年俸は伸び悩むわけですから、新年度の契約は防御率を低めにしないと 年俸に大きな影響が出るわけです。 逆にバッターは昨年並みのスイングをしていれば、ほぼ1.5倍の成果に 結びつくわけで、打率やホームランの本数で年間契約しているバッターは 今シーズン終了後には契約更改が楽しみになっているはずです。 日本野球機構のコミッショナーはボールが変わったことも知らなかったと 他人事のような物言いですが、事務局の話では、コミッショナーの一任で ボールを変えたと話していますから、コミッショナーの無責任さに対して プロ野球のオーナーたちが辞職勧告なりするのが正しい姿のはずです。 ご本人は自分には非が無いと開き直っていますが、同じような態度なのが 全柔連の上村理事長で、国際柔道連盟が辞任の必要はないと言ったことが かなりの自信に繋がっているようで厚顔無恥とはあの人のことでしょう。 個人的には重大な変更事項にも関わらず隠ぺいを図った事務局の関係者と 責任を認めず、自分自身で辞任する意思のないコミッショナーを解任して ボールの交換をした経緯と今後の対応、さらにボールを独占生産している ミズノとの間に使途不明金が無いかまで徹底的に調べる必要があるのでは ないかと思っています。 そして、ついでと言ってはなんですが、柔道の上村理事長も都合が悪いと 第三者の意見などを持ち出して、論点をすり替えようとする狡猾なタヌキ 親父ですので、あの人も辞任をするのが正しいと思うんですけどね。

日本プロ野球改造論 (ディスカヴァー携書)日本プロ野球改造論 (ディスカヴァー携書)
並木 裕太

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