コンフェデはリアル無敵艦隊・スペインが、ブラジルに完敗。
ブラジル連覇が続く結果になりました。
スペインにとっては、日程、気候がつらかったこと、さらに
コンフェデにかける思いなどの全てがブラジルよりも
微妙に劣ってたことが結果的に大差につながったのではと
思っております。
そうスペインも自身の調子によって(と思いますけど)、
ブラジルに完敗してしまうのです。
別にスペインがブラジルに劣っているんじゃないし、
その逆もしかりです。短期集中の大会ではこういうこともあります。
で、コンフェデ全敗の日本は「個」の能力を上げねば、と選手が
コメントしてたり、解説者の方々でもそういう意見があったりします。
でも、「個」の底上げなんて1年でできるものじゃないし
1年でできたとしても、ほかの国の選手も同じこと考えてます。
なので、今、もし「個」が劣っているのであれば、それは1年後も同じです。
すごーく前向きに考えても「どっこい・どっこい」でしょう。
そして代表選手の「個」はうそをつきません。
いまのJリーグのレベルが、そのまま日本代表の「個」なんです。
それは日本代表がいくら頑張っても「個」の底上げなんて無理なんです。
もしファンが、選手が「個」の底上げを望むのであれば、
Jリーグを盛り上げて支える必要があると思います。
コンフェデ決勝をふりかえるとスペインですらコンディションなどにより
ブラジルに完敗するのです。
日本がまともにぶつかって勝てるなんて、現状夢物語です。
だれが悪いとかじゃなくて、今はそんなものなんです。
過度の期待を選手に押し付け、また期待させ、失望させることは
もうやめましょう。現実を見ましょう。
オーストラリアに90分で勝てない、という現実があるんです、日本には。
なので今の日本のW杯における立ち位置は、自らのコンディションが
最高のときに、相手のコンディションの状態で
やっとW杯で勝てるか、勝てないくらいの国です。
そこで慎重に相手の調子にあわせて戦う必要があります。
コンフェデで「個」の実力以上に劣っていたのは
本来、相手の調子を計りながらしたたかに戦うべき日本が
相手の調子にお構いなく、真正面に試合を行い試合を落としたことです。
真正面にぶつかって勝てるのは本当に限られた国だけです。
これからの1年はこの「戦い方」の部分で慎重に選手を厳選して、
かつコンディションを最高に整えることを考えたほうがいいかと思います。
あとは監督交代の是非について。私は監督交代を、というよりも
もう少しまともな報道をすべきなんじゃないかと思います。
監督交代が目的ではなくて、我々が理解に苦しむ采配に対して
まずクリアにすべきで、それに納得できればそれでいいんです。
そういう報道がなされるべきで、やれベテランがいるとかいらないとか
そういうことじゃないと思うんですけどね、最初に議論すべきは。
ザックのほうが我々よりも知識、経験があることは
火を見るよりも明らかで、それを日本の力にしようという雰囲気に
ならないのかなぁ、と。建設的に。
これが今の日本のサッカーの実力なんでしょうね。
↧