第7戦 オランダGP V.ロッシ優勝!!
6月29日 イヴェコTTアッセン 決勝
気温16度 路面温度 18度 風速 0.8m/s
なんと!左鎖骨を骨折しているロレンソが強行出場した。
スターティンググリッド
1 クラッチロー 2 マルケス 3 ブラドル
4 V.ロッシ 5 ペドロサ 6 スミス
ロレンソは新しい予選順位で12番グリッドからのスタートとなった。
ロレンソは木曜日のフリー走行でハイスピードクラッシュして左鎖骨、
木曜日にバルセロナで手術を受けたばかり。
しかし、
レースに出るためプライベートジェット機で戻って来た。
普通では考えられない状態でなんと!強靭な体の持ち主なのか?
本当にレースに耐えられるのか?
予選出場しなかったが、規定変更で分かりにくいが12番グリッドスタートとなった。
クラッチローはマシンのセットアップが良く ポールポジションからのスタートとなった。
2番グリッド マルケス、 3番グリッド ブラドル
V.ロッシは4番グリッド、2列目からのスタート、今シーズン最高位。
以下24台出走
レーススタートでマルケスが抜け出しクラッチローが後退する、
オープニングラップではペドロサ マルケス V.ロッシブラドルクラッチローと順位が続く、
2周目にV.ロッシが最速タイムを出し2台のレプソルを追う。
ロレンソはクラッチローを交わし4位に浮上した。
ホンダ2台、ヤマハ2台でトップ4台を築く、
残り22ラップ目、V.ロッシは4周目にマルケスを交わし2位に上がる、
残り20ラップ、5周目にペドロサを交わしついにトップに浮上した、観衆は大喜び!!
ペドロサもリアタイヤをスライドさせながらカウンターでV.ロッシを追う、
マルケスもスライドさせながら後を追う、
V.ロッシは快調にトップを走る。
ロレンソは残り13ラップとなって痛みが出て来たか?5位のクラッチローが迫る、
残り12ラップとなってロレンソに1度抜かれたクラッチローがロレンソを交わし再び前に出て4位に浮上、
中盤、残り10ラップを過ぎガソリンが少なく軽くなって、
マシンがコントロールしやすく走りがエキサイトして来た。
残り9ラップにはマルケスがペドロサを交わし2位浮上した、
が直ぐにペドロサがマルケスを交わしコロコロと順位が入れ替るバトルを展開する。
クラッチローは前を行くペドロサをプッシュ、
ヤマハとしてはクラッチローがペドロサの前に上がることで、
チャンピオンシップポイントからみればロレンソの援護になる。
残り6周でクラッチローがペドロサを交わし3位に上がる
残り4周でロレンソのピットからはその順位でOKのサイン。
来季ワークス入りを望むクラッチローがここで終わる訳がない、
更に2位のマルケスをプッシュするがラストラップで接近しすぎて危うく追突事故
となりそうアウトに膨らんで追い越しは出来なかったが3位をゲットした。
V.ロッシがトップでチェッカーフラッグを受けた。
観客が大興奮!!これを待っていましたとばかりに歓喜した。
黄色い46ゼッケンのフラッグを振って喜んだ、
V.ロッシはマシンと表彰台にキスをして、
シャンパンファイトでは歓喜するチームスタッフなどにシャンパンの雨を降らせて喜びを振りまいていた。
チームスタッフはシャンパンファイトの雨で歓喜に濡れた。
V.ロッシの勝利インタビューで
「嬉しいけど信じられない、トップの座に返り咲くなんて、
2010年マレーシアGP以来と本当に長かった。
今年は自分に問いかけた、(また勝てるだろうか?)でも、諦めなかった。
情熱を持ち、バイクに乗るのが好きなんだ。
再びファクトリーチームで乗れるチャンスをくれたヤマハに感謝してる。
シーズン当初はバイクに自信が持てなかった。
でも、このレースでマシンに乗れるようになってポテンシャルを感じることが出来た」
「ロレンソは怪我をしていたし自分の日だと思った、序盤からトライしていった、
他のライダーより少しだけ速く走れた。
本当に嬉しい、サポートしてくれた全員に感謝してる。
このレベルをキープして行くよ」と語った。
フロントのフィリングが戻ってきて、
思い切ってコーナーに突っ込んで行くV.ロッシのスタイルが、そこにはあった。
第7戦 オランダGP 結果 アッセン、2013年6月29日(土曜日)
POS。 ライダー 国 チーム バイク km / h 時間
1 46 バレンティーノ·ロッシ ITA ヤマハ·ファクトリー·レーシング ヤマハ 171.0
41'25 0.202
2 93 マルクMARQUEZ SPA レプソル·ホンダチーム ホンダ 170.9 2.170
3 35 カルクラッチロー GBR モンスター·ヤマハ·テック3 ヤマハ 170.7 4.073
4 26 ダニ·ペドロサ SPA レプソル·ホンダチーム ホンダ 170.5 7.832
5 99 ホルヘ·ロレンソ SPA ヤマハ·ファクトリー·レーシング ヤマハ 170.0 15.510
6 6 ステファン·ブラドル GER LCRホンダMotoGPの ホンダ 169.1 27.519
7 19 バウティスタ SPA FUN&GOホンダ·グレシーニ ホンダ 168.9 31.598
8 41 アレックス·エスパルガロ SPA パワーエレクトロニクスアスパル ART 168.8 32.405
9 38 ブラッドリー·スミス GBR モンスター·ヤマハ·テック3 ヤマハ 168.7 33.751
10 4 アンドレア·ドヴィツィオーゾ ITA ドゥカティチーム ドゥカティ 168.7 33.801
11 69 ニッキー·ヘイデン 米国 ドゥカティチーム ドゥカティ 168.7 34.371
以下と続く
ポイントランキング
1位 ペドロサ 26 SPA 136P トップとの差
2位 ロレンソ 99 SPA 127P -9P
3位 マルケス 93 SPA 113P -23P
4位 クラッチロー 35 GBR 87P -49P
5位 ロッシ 46 ITA 85P -51P
前回の訂正とお詫び、
6月17日のレポート、 モトGP カタロニア・サーキット 決勝 で
「5周目にはV.ロッシの目の前で、3位を走っていたクラッチローがまさかの転倒!
ここでV.ロッシが3位にポジションアップ、
その後トップ3について行くがペースアップ出来ない。」と書いてしまいました。
正しくは 3位ではなく4位の間違いでした、大変申し訳ございませんでした。
ここに訂正してお詫び申し上げます。
熱いモトGP!!
熱狂モトGP! まだまだ続きます。
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