かの有名な自転車ロードレースの記念すべき100回目の大会が29日に開幕しました。
今回は長い歴史の中でも、始めて地中海西部、イタリア半島の西に位置するコルシカ島が舞台です。
起伏のあるこの島で3ステージが行われます。
すでに第一ステージは終了しています。
ポルトベッキオからバスチアまでの213キロが第1ステージです。
ロンドン五輪代表で28歳の新城幸也(ヨーロッパカー)は98位でした。
マルセル・キッテル(ドイツ)が4時間56分52秒で1位です。
ツール・ド・フランスは、相次ぐドーピング事件や、有力選手の悲劇的な死など、
これまでさまざまな問題に見舞われましたが、世界で最も偉大な自転車ロードレースとして
未だに人気は衰えていません。
また、過去に7連覇を達成した米国のランス・アームストロングが
自身の不正を告白して、7連覇を含む全タイトルを剥奪されてから初のレースとなります。
今大会の有力選手の中にはフランス人選手が居ないそうで、
何だか日本人の横綱が不在の相撲を連想してしまいました。
本命はケニヤ生まれのイギリス人クリス・フルーム選手だそうです。
ツール・ド・フランスは、スポーツ新聞「ロト」の編集長だったデグランジュ氏が、
新聞の販促目的で企画したレースだそうです。
フランス人以外の選手の優勝はフランス人には受け入れ難いことかもしれませんね。
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