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大洞山(1013m)と尼ガ岳(957.4m)

昨日の土曜日は気持のいい晴天となりました。 今日はかなり雲がありますが、午後からは晴れ間も出てきました。 金曜日に送別会をしたこともあってちょっと飲み過ぎ、土曜日の午前中は二日酔い気味でしたので、少々お天気は芳しくないものの、本日、山に出かけたところです。 行く先は、室生火山群に属する大洞山と尼ガ岳。 美杉の八知から太郎生に抜ける林道の途中にある倉骨峠を起点にすると両方とも楽勝で登れるということでしたので、いつも通り、5時に起床してしっかり朝ご飯を食べ、6時前に自宅を出ました。 県道15号を伊勢八知まで走り、県道667号線に入ります。 老が野を右折し県道755号線に進みますが、分岐に「大洞スカイランド」の道標があるので、これが目印になります。 離合のできない県道を走りながらぐんぐん高度を上げていくと「大洞スカイランド」への道を左に分けます。 さらに狭い道を走り、県道を離れて左に登る道に入ります。この分岐にも「大洞スカイランド」の道標(倉骨峠から降りて来た時のT字路での道標)がありますから、見落とさないように。 ガスのかかる急坂を登っていくと倉骨峠に到着。 どうやら何か施設を建設中らしく、工事車両などが駐車場に止まっていました。 手早く山用の靴下などに履き替えて準備をしていたのですが、なんと山靴を忘れて来たことにその時点で気付きました(>_<) 山登りに来ている分際で山靴を忘れるなど、刀を忘れて戦場に出かけるようなもの。何とも恥ずかしい限りですが、私の車には長靴が積んでありますので、本日は久しぶりの長靴山行にしましょう(^^; これが大洞山への入口です。 Image may be NSFW.
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良く踏まれた歩きやすい歩道を行くと、左に桔梗平を経由して大洞キャンプ場に向かう東海道自然歩道と、右に大洞山の雄岳に登る「健脚コース」に分かれます。 右に入ります。 しばらく行くと「四ノ峰」。 Image may be NSFW.
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静かな杉などの人工林の中を登っていき、最後に急坂を登ると大洞山(雄岳)に到着しました。 Image may be NSFW.
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倉骨峠の登山口からここまで25分。 展望が利かないので、ひたすら登ったとはいえ、余りにあっけない行程です。 しかし、ガスがかかっているとはいえ、山頂付近は広々とした気持のいい場所でした。 Image may be NSFW.
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倉骨峠にあった指導標では、所要時間が1時間となっていましたが、いくらなんでも甘過ぎるように思われます。 展望も利かないので、雌岳は割愛し、水分などを補給して早々に倉骨峠に戻ります。 倉骨峠から今度は尼ガ岳に登ります。 大洞山の登山口の対岸に似たような登山口がありました。 Image may be NSFW.
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同じく良く整備され踏まれた歩道を少し登っていくと下り気味になり、太郎生に向かう林道に並ぶようになります。 林道との距離が近くなった辺りに、工事用の手洗い施設が建ち並んでいました。 そこから少し登り返し、一ノ峰から下ると大ダワに到着。 Image may be NSFW.
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太郎生や伊勢八知方面への十字路となります。 ここからは登り一辺倒となり、階段状の急な登りのあと、濡れた泥道の急坂を少々左に巻き気味に登っていきます。 大洞山もそうですが、尼ガ岳も火山の独立峰ですから、山頂付近になるとそれらしい雰囲気となっていきます。 ひと頑張りで尼ガ岳山頂に着きました。 Image may be NSFW.
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こちらも所要時間は25分。大洞山と同じような感じですね(同じく指導標では1時間というコースタイムになっていました)。 大洞山の時よりはすこしガスが薄くなっていましたが、やはり眺望は得られません。 しかし、こちらも広々とした誠に気持のいい山頂台地です。 Image may be NSFW.
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傍らに雨乞地蔵尊がありました。 Image may be NSFW.
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ガスが動きそうな雰囲気でしたので、水分補給をしながら少し待ちましたが、やはりダメそうです。 無念ながら今日は帰ることにしましょう。 下っていく途中で、僅かに伊賀方面の景色が拓けました。 Image may be NSFW.
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トンボが飛んでいて、ちょっと嬉しくなったところです。 下山途中で、キノコのイグチを一つだけ見つけました。 この時期にもう出ているのかと感心しつつゲット。 そうなると卑しいもので、帰り道はキノコ探しも念頭に。しかし、卑しい心根を見透かされたものかそれ以降は全く見つかりませんでした。 大洞山では誰ひとり登山者に会いませんでしたが、尼ガ岳では、山頂にアマチュア無線の移動実験をしておられた方を含め、三名の方に出会いました。 さすがに人気の山域なのですね。 倉骨峠に戻ると、工事関係者が続々と集まって来ています。どんな施設ができるのでしょうか。 いずれにしても、たくさんの人がこれからここまでやってきそうなので、早々に帰宅することにしました。 倉骨峠に7時過ぎに着き、9時過ぎには出るという慌ただしさですが、取り敢えず二つの峰の山頂を踏んだことですし、よしとしましょう。 帰路の林道と県道では予想通り何台かの車両と離合することになり、バックを余儀なくされました。 これまでしばらく、人や車ともそれほど会わない静かな山行ばかり続けていましたので、ちょっと新鮮な驚きを感じているところです。 今回の山歩きでは久しぶりに長靴を使いましたが、やっぱり歩きやすいなと実感しています。 津に来てからは、極力山靴を使うことにしていましたが、踏破性能や利便性からすればやはり長靴には敵いません。 ではなぜ山靴を使っているのかといえば、ああいう底が固くて足首が固定された靴にも慣れておかないと、例えば冬山などではまごついてしまう可能性があるからです。 今回は山靴を忘れるという山屋としては最低の不始末をしでかしましたが、逆に言えば久しぶりに長靴の感触も確認できたので良かったと思っています。 怪我の功名でしょうか。 話は飛んでしまいますが、今から8年ほど前の年末、八ヶ岳の赤岳南峰リッジを登攀した際、なんとメットを忘れてしまったことがあります。 冬壁を登攀するのにヘルメットを持たないなんて全く問題外であり、これは諦めざるを得ないかと思っていたら、なんと赤岳鉱泉には、メットは愚かバイルやハーネスまでレンタルするサービスがあって、メットは一日500円で借りることが出来ました。 そんなわけで無事に取り付くことが出来たわけですが、さすがに冬季登攀でも人気エリアの八ヶ岳だなと感心したことをふと思い出しています。 そうそう、イグチですが、帰宅後に早速キノコ汁にして食べました。 久しぶりの食感と旨さに感激です。

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