2013ツール・ド・フランスは29日開幕し、第1ステージ(ポルト・ヴェッキオ からバスティア、213キロメートル)が行われ、アルゴス・シマノのマルセル・キッテル(ドイツ)が4時間56分52秒でステージ優勝を飾った。
ツールでは初のステージ制覇を果たしてイエロージャージ「マイヨジョーヌ」を手に入れたキッテルは、さらにポイント賞(マイヨ・ヴェール)トップの選手に与えられるグリーンジャージ、25歳以下の選手でトップに与えられる新人賞(マイヨ・ブラン)のホワイトジャージも同時に獲得している。
首位のキッテルに続いて、カチューシャ・チームのアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー)が2位、ヴァカンソレイユDCMのダニー・ファンポッペル(オランダ)が3位でゴールしたが、今回は多くの有力選手が事故に遭っているため、最終的に出場選手198人全員に同じタイムが付与されるという事態となった。
原因となったのはオリカ・グリーンエッジ・サイクリングチームのバス。
ゴールラインにバスが停まっていたことから、フィニッシュ地点を先頭に選手の渋滞を引き起こし、狭まったコースでクラッシュが連鎖した。バスが選手に先立ってゴールゲートを通過しようとしたところ、車高がゲート上部に引っかかり、ゴールライン上に立ち往生したため、ゴール地点を3キロメートル手前に移動することを検討、その後バスが移動してレースは予定通り終了した。
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