国際親善試合でなでしこジャパンはドイツ戦を迎えました。
ドイツ戦の結果は、2対4での敗戦。
先のイングランド戦では出場停止だった宮間あやが復帰。
ドイツ戦ではベストメンバーを組んだなでしこジャパンでしたが、それでも結果は完敗。
なでしこジャパンは、この 国際親善試合でイングランド戦引き分け、ドイツ戦敗退で、結果は1敗1分け。
この2試合で今後のなでしこジャパンの課題が見えてきました。
なでしこジャパンの当面の目標は2015年カナダで開催されるFIFA女子ワールドカップです。
2011年のワールドカップでなでしこジャパンは、見事、優勝を飾りました。
2015年は当然のことながら、好成績が期待をされています。
今回の国際親善試合は、2015年のワールドカップを戦うためのチーム作りの最中ということですから、選手一人ひとりの心情はともかくとして、それほど結果にこだわる必要はありません。
しかし、世界の強豪と対戦して、誰が世界に通用するのかしないのか、あるいは世界で戦えるチームにするためにどうすればいいのかなどについては、熟慮する必要があります。
今後の課題のキーワードは澤穂希。
これまでなでしこジャパンを支えてきた最大の功労者ですが、その澤穂希も34歳。
世界の中で戦うには厳しい年齢に差し掛かっています。
また、めまいなど体調不良にも悩まされています。
2015年のワールドカップまでまだ2年ほどあることから、そのワールドカップまで澤穂希が第一線で活躍できているかは微妙な情勢です。
しかし、2015年にワールドカップが開催されることは決まっています。
そこまでになでしこジャパンはチームとしての完成度を高めておく必要があります。
今回の国際親善試合に澤穂希は参加していません。
言い換えれば澤穂希抜きでなでしこジャパンは戦えるのかが今回の課題でしたし、国際親善試合は今後を占ううえでの試金石になったものと思われます。
現状、なでしこジャパンは発展途上です。
発展途上だからまだ世界の中で互角に戦える力はありません。
そのことは国際親善試合の結果が如実に示しています。
もちろん、まだまだ澤穂希の雄姿は見たいとは思いますが、かといっていつまでも澤穂希に頼るわけにもいきません。
澤穂希がいないとしても世界と互角に戦えるチーム作りをしていくのが、なでしこジャパンにとって今後の最大の課題になりそうです。
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