全英オープンでトム・ワトソン選手に注目が集まっています。まもなくゴルフの全英オープンが開幕します。
この大会はゴルフの世界4大大会の1つで非常に注目されています。
そこに出場するトムワトソン選手。
全選手の中で最年長の63歳ということで注目を集めています。
メジャー大会にはこれまで60歳までという年齢制限がありましたが、
トムワトソン選手が59歳の時に出場した同大会で2位という好成績を収めたことから、
10位以内に入った選手は5年間同じ大会に出場できるというルールに変更されたのです。
よってワトソン選手は全英オープンに64歳まで出場ができるようになりました。
ゴルフのピークは30代と言われており、
その後は体力的、技術的な衰えからなかなか勝てなくなるそうです。
一般的には50歳からシニアツアーというツアーへの参加で
現役を続ける選手が多いのが現状です。
そんな中でもワトソン選手はシニアツアーではなく
若手と同じツアー参戦を続けてきました。
英雄として讃えられているワトソン選手ですが、長く苦しんだ過去がありました。
数々の大会で好成績を収めたワトソン選手は
39歳の時にゴルフの世界殿堂入りを果たしましたが、
その後イップスという精神的病に苦しみ9年間も優勝から遠ざかりました。
そして2004年には約30年間キャディーを務めてきた
ブルース・エドワーズ氏を筋萎縮性側索硬化症という病気で失い、
「勝つことがすべて」だったワトソンの信条も
「一日一日を全力で生きること。ささいなことでイライラしないこと」に変わったと語っています。
このような過去がありながらもひたむきな姿勢を続け、
63歳での全英オープン出場につなげたのですね。
挫折の中でもあきらめないことで道が拓けると学んだ気がします。
今年の全英オープンではトムワトソンが主役となるのか?注目です。
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