さて、NBAファイナル2013、すでに第7戦が終了したようですが、
僕は録画を楽しみに見る男なので、ネタバレは勘弁なのです。
まあ、第7戦までもつれたという情報が既にネタバレなのですが、
録画出来ないというリスクは避けなければならないのです。
という訳で、憎きヒートと対戦することになったサンアントニオスパーズの
素敵さを語ります。
サンアントニオという、大都市ではない場所を本拠地としているため、
さほど資金力に余裕があるわけでもありません。
それでも毎年上位に進出、ファイナルではここしばらく負けなしのスパーズ、
栄光時代はティム・ダンカンの入団とともに始まりました。
高さだけでなく、非常に頭もよく基本をしっかり身に着けているダンカンを軸に、
フランスからトニー・パーカー、アルゼンチンからマヌ・ジノビリと現在の柱となる
選手を獲得したわけですが、この多国籍な感じがスパーズらしさです。
10年以上同じチームで過ごししているこの3人は、BIG3と呼ばれることもありますが、
セルティックスやヒートの3人のように、既に実績があった選手が集まった形ではなく、
ともに高め合いながらBIG3と呼ばれる存在にまで成長したことにたまらない魅力を感じます。
スピードに長け、果敢にゴール下に切り込み、鋭いパスやタイミングを外した絶妙なシュートを
次々と繰り出すパーカー、スピードや身体能力に優れている訳では無いが、広い視野と相手の動きを
的確に読み、状況に応じたプレーをするジノビリ。
そして、基本に忠実にプレーし、37歳という年齢にも関わらず、昨年以上の数字を残しているダンカン。
この3人を軸に、下部リーグや外国から集めた選手、ドラフト順位は低くても順当に成長してきた
若手選手を組み合わせたのが今のスパーズであります。
とにかく、チームとしての決まり事が徹底されていて、控えで入った選手も淀みなくプレーしますし、
非常に層が厚いチームになっています。
その層の厚さも、ヒートのように集められた層の厚さではなく、チームとしての徹底した練習によって
もたらされた層の厚さであり、監督の手腕には感服せざるを得ません。
さて、スパーズの魅力について語るときりがないのですが、あそこまで絶妙に、
美しくパスが回るチームはNBA中を探しても無いのではと思います。
2013年NBAファイナル、果たしてスパーズはヒートに勝てるのでしょうか??
チームの力か個々の力か。
積み上げられてきた強さか、寄せ集められた強さか。
興味は尽きませんね。
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