味の素スタジアムで開催中の日本選手権に昨日行って来ました。
結果については、すでにニュース等で出ていますが、男子10000mのレース状況について
お伝えします。
昨年は、本当に胸の差で勝った日清食品の佐藤悠基と早稲田大の大迫の対決が
楽しみなレースです。
大学駅伝関係では、駒澤の中村匠吾が初出場するのも楽しみです
エントリー予定からは、大学勢では、日体大の服部翔太、早稲田の山本修平、
社会人では、竹澤健介が欠場でした。
気温20℃、ほぼ無風の中で16:50にレースがスタートしました。
前半は、中国電力の岡本がレースを引っ張ります。
1周67秒~69秒のペースで推移します。
4~5km過ぎからは、コニカミノルタの宇賀地、トヨタの宮脇が入れ替わり先頭にたちます
宮脇は、中盤で、接触があったのか、一瞬足をひきずるようにして最後尾に落ちたのですが
先頭に出ます。
佐藤は、常に5、6番手をキープ。大迫はさらにその後ろで、佐藤をマークしている感じです。
駒澤の窪田、中村は、3、4番手をキープ。結局最後まで、その位置を維持します。
東洋大勢では、設楽啓太がトップグループ後方に位置し、設楽裕太がセカンドグループに位置します。
(東洋大OBの「山の神」柏原も出場しましたが、3kmあたりから早くも脱落してしまいました。頑張れ柏原!)
レースは、6km過ぎからグループが2つにわかれます
トップグループは、佐藤、大迫の他に、宇賀地(コニカミノルタ)、宮脇(トヨタ自動車)、窪田(駒沢大)、中村(駒沢大)、
上野(DeNA)、深津(旭化成)、設楽啓太(駒沢大)といったところです。
ラストスパートに力のある上野が最後までトップにいるとおもしろかったのですが、8kmあたりで脱落しました。
設楽啓太も脱落し、
レースは、ラスト1周まで、トップグループ5~6名で最終周に突入。大迫がラストスパートをかけ
トップにたちます。しかし、第4コーナーのラスト100m手前で、佐藤がスパート。最後の直線で
大迫をかわすと、左手でガッツポーズでそのままゴール。大会2連覇を達成しました。
タイムは28分24秒94。すでにA標準を突破しているので、世界陸上内定です。
見事なレース展開でした。
大迫もA標準突破での2位という事ですが、選んでほしいですね。(明日10日に決まるようです)
上位の結果です(28分代)
詳細は
http://www.jaaf.or.jp/sokuho/97jch/detail.php?id=20
1 佐藤 悠基 東 京 日清食品グループ 28:24.94
2 大迫 傑 長 野 早稲田大 28:25.84
3 宇賀地 強 東 京 コニカミノルタ 28:27.00
4 今井 正人 福 岡 トヨタ自動車九州 28:27.69
5 中村 匠吾 三 重 駒澤大 28:27.73
6 圓井 彰彦 広 島 マツダ 28:29.36
7 窪田 忍 福 井 駒澤大 28:31.50
8 上野 裕一郎 東 京 DeNA RC 28:34.67
9 深津 卓也 宮 崎 旭化成 28:36.89
10 大西 智也 宮 崎 旭化成 28:42.85
11 設楽 啓太 埼 玉 東洋大 28:50.24
12 宮脇 千博 愛 知 トヨタ自動車 28:57.20
13 早川 翼 愛 知 トヨタ自動車 28:57.27
駒澤大3年の中村が5位に入賞です。関東インカレに続き、先輩の窪田をかわしてのゴールです。
東海大からトヨタに入った早川が先輩の宮脇と(年齢では、早川がひとつ上ですが)ゴール前競り合って
胸の差で、宮脇が意地を見せました。
今日は、男女5000mがあります。
今から見に行きます!
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